尼崎で26年。信頼と実績で、あなたのお口を守ります。

顎関節症治療

顎関節症治療


顎の痛みや不快感、諦めずにご相談ください

顎の痛みや不快感、諦めずにご相談ください|すずき歯科クリニック

「口を開け閉めすると顎が痛む」「大きく口を開けられない」
「顎を動かすとカクカク、ジャリジャリと音がする」
このような顎(あご)に関する不快な症状でお悩みではありませんか。
もしかしたら、それは「顎関節症(がくかんせつしょう)」かもしれません。

近年、食生活の変化やストレス社会などを背景に、顎関節症の症状を訴える方が増えていると言われています。
食事や会話といった、私たちがごく自然に行っている日常動作に支障をきたすこともあり、生活の質(QOL)を大きく低下させる原因にもなりかねません。
しかし、顎関節症は、その原因を正しく突き止め、適切な治療やセルフケアを行うことで、症状を改善できる可能性のある病気です。

決して「治らないもの」と諦める必要はありません。

当院では、この顎関節症に対して、単に症状を抑えるだけでなく、その背景にある原因、特に「噛み合わせ」との関連性を重視しながら、根本的な改善を目指す治療に取り組んでいます。
外科的な処置が必要になるケースは比較的まれであり、多くの場合、患者様への負担が少ない保存的な治療法で対応可能です。

このページでは、顎関節症とはどのような病気なのか、そして当院での診断や治療法について、詳しくご説明させていただきます。

顎関節症とは? ~顎の関節とその周りの問題~

顎関節症とは|すずき歯科クリニック

顎関節症とは、特定の病名を指すのではなく、顎の関節(顎関節)や、その周りの筋肉(咀嚼筋)の痛み、関節の動きの異常(口が開きにくい、など)、関節から鳴る音(カクカク、ジャリジャリなど)といった症状を主とする、様々な状態の総称です。

顎関節は、頭蓋骨の側頭骨にあるくぼみ(下顎窩)に、下顎の骨の先端部分(下顎頭)がはまり込むような形をしています。
その間には「関節円板」と呼ばれる軟骨組織がクッションのように存在しています。そして、この関節を動かすために、側頭筋や咬筋といった多くの筋肉(咀嚼筋)が関わっています。
顎関節症は、この関節の骨、関節円板、あるいは周囲の筋肉のいずれか、または複数に問題が生じることで発症すると考えられています。

主な症状としては、以下の3つが挙げられます。

顎の痛み(関節痛・筋肉痛)

最も多く見られる症状です。顎関節そのもの(耳の前あたり)や、頬、こめかみといった顎周りの筋肉に痛みを感じます。
「口を開け閉めするとき」「食べ物を噛むとき」など、顎を動かしたときに痛むことが多いですが、安静にしていても痛む場合もあります。

口が開けにくい(開口障害)

正常な場合、指を縦に3本程度(約40~50mm)口に入れることができます。
しかし、顎関節症になると、口がスムーズに開かなくなり、指が2本程度しか入らなくなったり、無理に開けようとすると痛みが出たりします。突然口が開かなくなることもあります。

顎を動かすときの音(関節雑音)

口を開け閉めしたり、顎を左右に動かしたりする際に、「カクカク」「コッキン」といったクリック音や、「ジャリジャリ」「ミシミシ」といった軋轢音(クレピタス音)がすることがあります。
これは、主に関節円板の位置がずれたり、骨の表面が擦れたりすることで生じると考えられています。
音だけで、痛みや開口障害を伴わない場合もあります。

その他の随伴症状

上記の主な症状以外にも、顎関節症に関連して、頭痛(特に側頭部)、肩こり、首のこり、耳鳴り、めまい、耳の閉塞感、舌の痛み、歯の痛み(虫歯などがないのに痛む)といった、全身的な症状が現れることもあります。

様々な要因が絡み合って顎関節症になります

顎関節症の原因は、まだ完全には解明されていません。
しかし、単一の原因で発症することはまれで、以下のような複数の要因が、その人の持っている顎関節や筋肉の耐久力の限界を超えたときに、発症すると考えられています。

噛み合わせの問題

不正咬合の影響|すずき歯科クリニック

上下の歯が安定して噛み合わない。特定の歯だけが強く当たる。歯並びが悪いなど。
不安定な噛み合わせは、顎関節や筋肉に不自然な負担をかける原因となります。

精神的なストレス

ストレス|すずき歯科クリニック

精神的なストレスは、無意識のうちに顔や顎周りの筋肉を緊張させます。また、睡眠中の歯ぎしりや日中の食いしばりを増加させる要因ともなります。

歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)

歯ぎしり|すずき歯科クリニック

睡眠中や、日中に集中している時などに、無意識に歯をギリギリとこすり合わせたり、強く噛みしめたりする癖(ブラキシズム)です。
これらは、顎関節や筋肉に、食事の時とは比較にならないほどの過剰な負担をかけ、顎関節症の大きな誘因となります。

日常生活の癖や習慣

日常生活の癖や習慣|すずき歯科クリニック

  • 頬杖をつく
  • うつ伏せで寝る
  • 猫背など姿勢が悪い
  • いつも同じ側だけで食べ物を噛む
  • 長時間、下を向いてスマートフォンを操作したり、パソコン作業をしたりする
  • 管楽器の演奏や、格闘技などのスポーツ

これらの癖や習慣が、顎関節や筋肉に偏った負担をかけ続ける原因となることがあります。

外傷

交通事故や転倒、打撲などで、顎や顔面を強く打ったことがきっかけで発症することもあります。

その他

骨格的な特徴(顎が小さい、など)。関節の形態異常。他の疾患(関節リウマチなど)の影響なども考えられます。

このように、顎関節症の原因は多岐にわたります。
複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いため、治療にあたっては、まずその原因を丁寧に見極めることが重要になります。

当院の顎関節症治療 ~噛み合わせとの連携を重視したアプローチ~

顎関節症の治療は、その原因や症状の程度によって異なります。しかし、多くの場合、すぐに手術が必要になることはありません。
当院では、「噛み合わせ治療との連携」を重視しながら、主に以下のような保存的な治療法(手術を伴わない、患者様の負担が少ない治療法)を組み合わせて行い、症状の改善を目指します。

スプリント療法(マウスピース治療)

スプリント療法|すずき歯科クリニック

顎関節症治療の基本となることが多いのが、**顎関節用スプリント(オクルーザルスプリント)**と呼ばれるマウスピースを用いた治療です。
患者様の歯型に合わせてオーダーメイドで作製した透明な樹脂製の装置を、主に就寝時に装着していただきます。

スプリントには、

  • 顎関節にかかる負担を軽減する
  • 噛む筋肉(咀嚼筋)の緊張を和らげる
  • 歯ぎしりや食いしばりから歯を守る
  • 顎をより安定した、正しい位置へと誘導する といった効果が期待できます。 装着することで、痛みや開口障害などの症状が緩和されるケースが多く見られます。

薬物療法

痛みが強い急性期には、炎症や痛みを抑えるための消炎鎮痛剤や、筋肉の緊張を和らげるための筋弛緩薬などを、症状に合わせて一時的に処方することがあります。
ただし、これらは対症療法であり、根本的な原因を解決するものではありません。

理学療法・運動療法

硬くなった筋肉をほぐすためのマッサージや、顎関節の動きをスムーズにするためのストレッチ、正しい顎の動かし方を覚えるための運動訓練などを指導することがあります。
温めたり冷やしたりする物理療法も有効な場合があります。

生活習慣指導・セルフケア指導

顎関節症の原因となっている可能性のある、日常生活での癖(頬杖、うつ伏せ寝、片側噛みなど)を自覚し、改善していただくよう指導します。
また、硬い食べ物を避けたり、大きく口を開けすぎないように注意したりすることも大切です。
ストレスを溜めないような工夫など、セルフケアに関するアドバイスも行います。

噛み合わせの調整・治療

噛み合わせ調整(咬合調整)|すずき歯科クリニック

顎関節症の症状が、スプリント療法や生活習慣の改善などによってある程度落ち着いてきた段階で、もし根本的な原因として噛み合わせの不調和が大きいと判断される場合には、噛み合わせの治療を行うことがあります。

具体的には、

  • 特定の歯だけが強く当たる箇所をわずかに削って調整する「咬合調整」
  • 古くて高さが合わない被せ物などを、正しい噛み合わせを考慮して作り直す「補綴治療」
  • 歯並び自体を整える「矯正治療」 などが考えられます。

噛み合わせの治療を行うことで、顎関節や筋肉への負担を根本的に軽減し、症状の再発を防ぐことを目指します。

当院では、顎関節症と噛み合わせの関係を深く理解し、連携した治療アプローチを行っています。

専門医療機関との連携

専門医療機関との連携|すずき歯科クリニック

これらの保存的な治療で十分な改善が見られない場合や、関節円板のずれが重度で外科的な処置が必要と考えられる場合、あるいは特殊な検査(MRIなど)が必要な場合には、大学病院や顎関節症を専門とする医療機関へ、責任を持ってご紹介させていただきます。
患者様にとって常に最善の治療を受けていただけるよう、適切な連携体制を整えています。

顎関節症治療で大切なこと

顎関節症の治療は、すぐに劇的な効果が現れるものではなく、症状が改善するまでに時間がかかることも少なくありません。治療を成功させるためには、以下の点が大切になります。

  • 焦らず、根気強く治療に取り組むこと
    症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、徐々に改善していくことが多いです。
  • 指示されたスプリントの装着やセルフケアを継続すること
    特にスプリントは、指示通りに装着することが効果を得るための鍵です。
  • 顎に負担をかける生活習慣を見直すこと
    ご自身の癖を意識し、改善する努力が必要です。
  • 定期的な通院で経過を観察すること
    症状の変化に合わせて、治療法を調整していくことが重要です。

顎の不調、一人で悩まずにご相談を

顎の不調、一人で悩まずにご相談を|すずき歯科クリニック

顎の痛み、口が開けにくい、音が鳴るといった顎関節症の症状は、決して珍しいものではなく、多くの方が悩んでいる可能性があります。
原因は様々であり、放置しておくと症状が悪化したり、日常生活に大きな支障をきたしたりすることもあります。

当院では、患者様のお話をじっくりと伺い、精密な診査・診断を通して、その症状の原因をしっかりと見極めます。そして、噛み合わせとの関連も重視しながら、一人ひとりの患者様に合わせた、できるだけ負担の少ない治療法をご提案いたします。

もし、あなたが顎の不調でお悩みでしたら、「そのうち治るだろう」と我慢したり、一人で悩んだりせずに、まずは一度、お気軽にすずき歯科クリニックにご相談ください。
適切な診断と治療によって、その辛い症状から解放されるかもしれません。
私たちが、あなたの快適な毎日を取り戻すためのお手伝いをいたします。

鈴木 勉

■この記事の監修者

鈴木 勉

経歴
  • 1991年 朝日大学歯学部卒業
  • 1993年 大阪歯科大学補綴学講座 入局
  • 1999年 すずき歯科クリニック 開業
修了研修・学会等
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • 日本顎咬合学会 会員
  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 日本審美歯科協会 会員
  • 日本包括歯科臨床学会 会員
  • アメリカ歯周病学会 会員
  • スタディグループ ケアクラブ 所属

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