インプラント治療に年齢制限はある?高齢者が治療を受けるときの注意点も

2025年12月18日(木)
歯のコラム

こんにちは。尼崎市長洲西通、JR「尼崎駅」南口より徒歩1分にある歯医者「すずき歯科クリニック」です。

インプラント治療を受けたシニア女性

インプラント治療は、失った歯を自然に補える先進的な治療法として注目を集めています。入れ歯やブリッジと比べて噛む力や見た目の面で優れており、生活の質を向上させる選択肢として多くの方に選ばれています。

しかし、治療を検討する際に気になるのが年齢です。「年齢が高すぎるとインプラントはできないのでは?」「若い人には適さないのでは?」といった不安の声も少なくありません。実際には、年齢よりも全身の健康状態や顎の骨の状態などが大きく関係しています。

今回は、インプラント治療に年齢制限はあるのか、またどのような点に注意が必要なのかをわかりやすく解説します。

インプラント治療とは

インプラント治療のイメージ

インプラント治療とは、歯を失った箇所の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着することで、天然の歯に近い機能と見た目を回復する歯科治療です。

インプラント体には生体親和性が高いチタンが使用されており、骨としっかり結合するため、高い安定性を保てるのが特徴です。

ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、入れ歯のように外れる心配もありません。まるで自分の歯のように自然な見た目と噛み心地を取り戻すことができるため、機能面・審美面の両方で優れた治療法とされています。

近年では技術の進歩により、安全性も向上し、幅広い年齢層に受け入れられています。

インプラント治療に年齢制限はある?

インプラント治療に年齢制限はあるのか考えるイメージ

インプラント治療を検討する際「何歳まで受けられるのか?」といった年齢に関する疑問を持つ方は少なくありません。実際には、インプラント治療に明確な年齢制限は設けられておらず、条件を満たしていれば高齢の方でも治療を受けることが可能です。

一方で、成長段階にある若年層の場合は、顎の骨の発育が完了していないため、治療のタイミングに注意が必要です。一般的には、18歳以上からが適応とされています。

年齢以上に重要なのは、全身の健康状態や顎の骨の状態、そして口腔内の衛生環境です。特に高齢の方では、持病や骨密度なども影響するため、事前の精密な診査と歯科医師の判断が欠かせません。

インプラント治療のメリット

インプラント治療のメリットイメージ

インプラント治療にはさまざまなメリットがあります。ここでは代表的な利点を詳しくご紹介します。

天然歯に近い噛み心地を実現できる

インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、グラつきや違和感がほとんどありません。まるで自分の歯のようにしっかり噛むことができ、硬い食べ物や弾力のあるものでも自然に食べることが可能です。

入れ歯のようにズレたり外れたりする心配もなく、食事を楽しむうえでのストレスを大きく軽減できます。

周囲の歯への影響が少ない

インプラントは、失った歯の部分だけに人工歯根を埋め込みます。隣接する健康な歯を削ったり支えにしたりする必要がないため、自分の歯をできるだけ長く健康に保つことができます。

また、噛み合わせのバランスも自然に保てるため、将来的な歯並びの変化や咀嚼機能の低下を防ぐことにもつながります。

自然な見た目に仕上がる

インプラントの人工歯部分にはオールセラミックやジルコニアなどの審美性が高い素材が使用されることが多いです。色や形も周囲の歯に合わせて作製されるため、口元の審美性を損なうことがありません。

見た目に不安を感じることが少なくなり、人前で話すことや笑うことにも自信を持てるようになります。

発音への影響が少ない

入れ歯を装着すると、舌の動きが制限されることで発音が不明瞭になるケースがありますが、インプラントは顎に固定されているため、発音への影響が非常に少ないのが特徴です。

違和感なく話すことができるため、会話のストレスが減り、仕事や日常生活でのコミュニケーションもスムーズになります。

インプラント治療を受けるための条件

インプラント治療を受けるための条件を示すイメージ

インプラント治療は誰でも受けられるわけではありません。治療の成功にはいくつかの条件を満たす必要があります。

全身の健康状態に問題がない

インプラントは手術を伴う治療であるため、体の健康状態が大きく関わってきます。たとえば、糖尿病や心臓病などの持病がある方は、傷の治りが遅れたり、感染のリスクが高まったりすることがあります。

ただし、これらの病気がしっかりと管理されていれば、治療を受けられる場合もあります。事前に内科の主治医や歯科医師としっかり相談することが大切です。

口腔内を健康な状態に保てている

インプラントを長持ちさせるためには、お口の中が清潔で健康な状態であることがとても大切です。

特に歯周病があると、インプラントを支える骨に炎症が起こりやすくなり、治療の成功率が下がります。そのため、インプラント治療の前には歯ぐきの状態をしっかりと確認し、必要があれば歯周病などの治療を済ませておく必要があります。

また、治療後も毎日の正しい歯みがきと、歯科医院での定期的なメンテナンスを続けることが重要です。

顎の骨の量が十分にある

インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、骨の高さや厚みが足りないと固定がうまくできません。歯を失ってから時間が経つと、骨が痩せることもあり、インプラントを支えられなくなる場合があります。そのような場合には、骨を増やすための治療を検討します。

喫煙習慣がない

たばこを吸う習慣があると、インプラントにさまざまな悪影響を及ぼします。

喫煙によって血流が悪くなると、インプラントを埋め込んだ部分の傷の治りが遅れたり、細菌に感染しやすくなったりします。また、治療後にはインプラント周囲炎と呼ばれる炎症を引き起こしやすくなり、最悪の場合にはインプラントが抜け落ちることもあります。

安全に治療を行い、長く快適に使い続けるためにも、禁煙が強くすすめられます。

高齢者がインプラント治療を選択する場合の注意点

高齢者がインプラント治療を選択する場合の注意点イメージ

年齢を重ねてもインプラント治療は受けられますが、高齢者ならではの体の変化や生活環境を踏まえたうえで、慎重に検討する必要があります。ここでは、高齢者がインプラント治療を選択する場合の注意点を見ていきましょう。

細菌感染を引き起こす可能性がある

インプラント治療では、顎の骨に人工の歯根を埋め込むため、治療後のケアをしっかり行わないと、細菌によって炎症を起こすことがあります。

特に高齢になると免疫力が低下するため、注意が必要です。インプラントの周辺組織に炎症が起こるインプラント周囲炎になると、支えている骨が溶けて、最悪の場合にはインプラントが抜け落ちることもあります。

こうしたトラブルを防ぐためには、毎日丁寧に歯みがきを行うことと、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが欠かせません。

全身の健康状態によっては治療を受けられない

高齢者の場合、糖尿病や心臓病、骨粗しょう症などの持病を抱えていることが少なくありません。これらの疾患がコントロールされていないと、手術中や術後にトラブルを引き起こす可能性があります。また、服用している薬の影響によって、骨の治癒が妨げられるケースもあります。

そのため、インプラント治療を検討する際には、必ず主治医や歯科医師と連携し、全身状態を慎重に評価する必要があります。

治療後のメンテナンスが難しくなることがある

インプラントは、治療して終わりではなく、その後のケアがとても大切です。毎日の歯みがきや、歯科医院での定期的なチェックを続けることで、長く快適に使い続けることができます。

ただし、高齢になると、手先の動きが悪くなったり、体力が落ちたりして、自分でのお手入れや通院が難しくなることがあります。そのため、インプラント治療を考える際には、将来的に無理なくケアを続けられるかどうかも、あらかじめ考えておくことが大切です。

まとめ

インプラント治療を受けた笑顔の親子

インプラント治療は、見た目の美しさや噛む力の回復など、多くのメリットを持つ優れた治療法です。年齢だけで治療の可否が決まるわけではなく、全身の健康状態やお口の中の環境が整っていれば、高齢の方でも治療を受けることが可能です。

ただし、持病がある場合や骨の量が不足している場合、または日常的なメンテナンスが難しい状況では、慎重な判断が求められます。特に高齢の方がインプラントを選ぶ際には、将来のケア体制や通院の負担も含めて考えることが大切です。

インプラント治療を検討されている方は、尼崎市長洲西通、JR「尼崎駅」南口より徒歩1分にある歯医者「すずき歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、QOL向上に役立てるよう、5年後、10年後も快適な生活をしていただくための治療を提供しています。患者様の思いに寄り添い、最良の歯科治療を提供するために絶え間なく研鑽を続け、一生安心して通い続けられる歯科医院を目指しています。

当院の診療案内ページはこちら、お電話でご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

すずき歯科クリニック

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