親知らずはいつ頃生えてくる?生える時期と抜歯の必要性

2026年02月12日(木)
歯のコラム

こんにちは。尼崎市長洲西通、JR「尼崎駅」南口より徒歩1分にある歯医者「すずき歯科クリニック」です。

親知らずのイメージ

親知らずは、口の奥に位置するため、虫歯や歯周病などのトラブルを引き起こしやすく、抜歯が必要になることも少なくありません。そのため「親知らずはいつ頃生えるのか」「自分は生えるのか」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、親知らずの生える時期や、抜歯を検討すべきケース、残しておいても問題ないとされるケースなどについて解説していきます。親知らずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

親知らずとは

親知らずのレントゲン画像

親知らずとは、永久歯の中で最も奥に位置する大臼歯で、正式な名称は第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)といいます。前歯から数えて8番目に生える歯で、上下左右に最大で4本存在しますが、必ずしもすべての人に生えるわけではありません。また、4本すべて生え揃わない方もいます。

智歯(ちし)、知恵歯(ちえば)とも呼ばれることがあります。

親知らずはいつ頃生える?

親知らずはいつ頃生えるのか説明するイメージ

親知らずが生え始める時期は、個人差が大きいものの10代後半から20代前半(おおよそ18歳〜25歳)にかけて生えることが多いとされています。ただし、早ければ17歳頃から生える準備が始まる方もいれば、逆に30代40代になってから萌出する方もいます。

また、すべての人に親知らずがあるとは限らず、そもそも親知らずが元々ない人もいます。生えてくる途中で歯ぐきの腫れや痛みを伴うこともあり、親知らずの生え方によってはトラブルの原因になる可能性もあります。

そのため、10代後半から20代前半のうちに、一度歯科医院でレントゲンなどの検査を受けて、自分の親知らずの位置や状態を確認しておくことが大切です。

親知らずが生える時期には個人差がある?

親知らずが生える時期には個人差があるのか考える女性

親知らずが生える時期には、大きな個人差があります。多くの人は17〜25歳ごろに生え始めますが、なかには10代で完全に生えそろう人もいれば、30代や40代、さらには50代で生えてくるケースもあります。

歯の元になる歯胚(しはい)は胎生3〜6ヶ月頃に形成され、5〜7歳ごろにはレントゲンで確認できるようになりますが、そこから歯として生えるまでには何年もかかる場合があります。そのため、生えるタイミングに明確な上限はなく、人によって大きく異なるのです。

また、もともと親知らずが存在しない人や、上下左右生え揃わない人もいます。このように親知らずの生え方には大きな個人差があり、一人ひとりの状態に合わせた対応が必要になります。

親知らずは抜いたほうがよい?

親知らずを抜いたイメージ

親知らずは、生え方や状態によっては抜歯が推奨されることがありますが、すべてのケースで必ず抜く必要があるとは限りません。歯科医師の診断のもとで、状況に応じた判断が求められます。

以下に、抜歯が必要なケースと、特に処置の必要がないケースについて解説します。

親知らずの抜歯が必要なケース

親知らずの抜歯が必要と判断されるのは、次のようなケースです。

噛み合わせや歯並びに悪影響を及ぼす場合

親知らずが横向きや不正な位置で生えてくると、周囲の歯を押して歯並びが乱れることがあります。これにより、前歯が重なったりすき間が生じたりして、見た目や噛み合わせに問題が出ることがあります。

噛み合わせがずれると、片側だけで噛みにくくなるなどの違和感が生じ、一部の歯に負担がかかる原因になります。こういったケースでは、歯並びや噛み合わせの安定、周囲の歯への影響を考慮して抜歯を検討することが多いです。

虫歯や歯周病のリスクが高い場合

親知らずは奥に位置し、歯ブラシが届きにくいため、磨き残しが起こりやすく虫歯や歯周病のリスクが高いです。特に斜め・横向き・半埋伏の状態では、親知らずと隣の第二大臼歯の間に汚れが溜まりやすく、親知らずだけでなく隣の健康な歯も虫歯や歯周病が進行しやすくなります。

虫歯や歯周病のリスクが高い場合や、これらを繰り返している場合は、トラブルを予防するためにも親知らずを抜歯すべきかもしれません。

周囲の歯ぐきに炎症や腫れが起きる場合

親知らずの周囲の歯ぐきに炎症や腫れが見られる場合、智歯周囲炎と呼ばれる状態になっている可能性があります。これは親知らずが斜めや横向きに生えたり、完全に露出していなかったりすることが原因で、歯と歯ぐきの間に食べかすやプラークがたまり、細菌が繁殖して炎症が起こる状態です。

歯ぐきの一部が歯を覆う形になっている場合は、日常の歯磨きでは汚れを完全に落としきれず、炎症を繰り返すことが多くなります。智歯周囲炎が進行すると痛みや腫れが強まり、膿がたまったり、発熱やリンパの腫れを伴う場合もあります。放置すれば、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があるのです。

症状が慢性化しやすいことから、再発を防ぐ目的で親知らずの抜歯が検討されます。

歯が完全に生えていない場合

親知らずが完全に生えず、歯ぐきの中に埋まったままの状態(埋伏歯)や、歯冠の一部だけが見えている半埋伏の状態は、抜歯が必要とされる代表的なケースです。これらの状態では、歯の周囲に汚れがたまりやすく、智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼ばれる炎症を引き起こす原因になります。

また、斜めや横向きに生えている場合には、隣の歯を押して歯並びを乱す恐れがあり、噛み合わせの異常や顎骨への影響が懸念されます。このような状態の親知らずは清掃が困難で、虫歯や歯周病のリスクも高まるため、早期に抜歯を検討することが重要です。

親知らずの抜歯が不要なケース

親知らずは必ずしも抜歯しないといけないというわけではありません。いくつかの条件を満たしていれば、そのまま残しておくことも可能です。

以下に、親知らずの抜歯が不要なケースについて解説します。

正常に噛めている場合

親知らずが真っ直ぐ正常な位置に生えていて、上下の歯茎からしっかり出ており、歯並びや噛み合わせに問題がない場合、基本的に抜歯の必要はありません。噛み合わせの確認には咬合紙が用いられますが、強い接触が見られず、上下の歯と自然に噛み合っている状態であれば、親知らずを維持できると判断されます。

適切に機能している親知らずであれば、歯並びの乱れや顎関節への負担が生じにくく、口腔機能に悪影響を及ぼす心配も少なくなります。

歯ぐきに完全に覆われている場合

親知らずが歯ぐきに完全に埋まっている状態の場合も、抜歯の必要はないとされることが多いです。(歯ぐきや骨を突き抜けて表面に出ていなければ、汚れが溜まりやすくなったり、炎症の原因になったりすることが少ないためです。

また、痛みや腫れといった自覚症状が出ていない場合では、親知らずがあることを知らないまま過ごしている方もいるでしょう。この場合、積極的に抜歯する必要はないと判断されるのが一般的です。

しかし、歯茎に完全に覆われているからといって、まったくトラブルがないとは限りません。横向きに生えていて手前の奥歯を押しているなど、痛みや違和感の原因になっているケースもあります。将来的に歯茎から露出してきて、トラブルの原因になる可能性も考えられます。

そのため、定期的に歯科医院で状態を確認しながら、必要に応じて抜歯を検討することもあります。

まとめ

笑顔の女性

親知らずの生え始める時期には個人差があり、10代後半から20代前半にかけて見られることが多いです。しかし、なかには30代以降になってから生えてくるケースや、まったく生えない人もいます。

また、親知らずは必ずしも抜かなければならないというわけではなく、生え方や口内の状態によっては残しておいても問題ないこともあります。そのため、自己判断で抜くか抜かないかを決めるのではなく、歯科医院でしっかりと診断を受けて判断することが何より重要です。

親知らずにお悩みの方は、尼崎市長洲西通、JR「尼崎駅」南口より徒歩1分にある歯医者「すずき歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、QOL向上に役立てるよう、5年後、10年後も快適な生活をしていただくための治療を提供しています。患者様の思いに寄り添い、最良の歯科治療を提供するために絶え間なく研鑽を続け、一生安心して通い続けられる歯科医院を目指しています。

当院の診療案内ページはこちら、お電話でご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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